あぶくま青年会議所について

理事長写真

一般社団法人あぶくま青年会議所
2019年度 理事長

亀井 裕

理事長所信

≪はじめに≫

 青年会議所と出会ったのは2001年。当時の自分は地域のことや子供達の未来について、あまり関心をもたずに青年会議所の活動に参加していました。そのような中、活動を通し地域や人のために、懸命に汗を流し自分の時間を割いてまで力を注いでいるメンバーの姿を見て、このままでは何も変わらない、何のためにJCをやっているのかと考えを少しずつ変えていきました。年数を積んでいくことにつれて若いメンバーも加わり、いつしか入会当初の自分にJCのことを色々と教えてくれた先輩達と同じ立場になり、時代が変わっても目指す所は何一つ変わらない、そう思い地域や子供達の未来のためにJAYCEEとして何ができるか挑戦をしていきたいと思います。これからの時代を豊かにできるのは我々が地域の先を見据えビジョンを描き行動することで理想に近づいていくのです。青年会議所は無限の可能性を秘めている団体です。全員一丸となり明るい未来へ向け青年会議所の運動を広げていきましょう。

≪次代へつなぐひとづくり≫

 あぶくま青年会議所は、これまでに青少年の健全な育成を目的とし様々な事業を展開してきました。いつの時代でも明るい豊かなまちを創っていくには未来を担う青少年の郷土愛や道徳心を育み、夢や目標をもって明るい未来を描いてもらうことで自分達の暮らすまちが活性化につながります。そのことより子供の頃からの育成が必要と思い、小学生を対象に事業を行ってきました。なぜなら幼い頃に普段味わえない体験をすることは、子供にとって鮮明な記憶として残り、そこで経験したことが大人になった時に思いだされ次の世代へ伝えていきたいと思うきっかけになるはずです。ですが、近年の社会問題である少子高齢化や都市集中による人口流出などにより人口減少が続いていくと、まちは活力を失い衰退していくと考えます。だからこそ、近い将来に社会へ出ていき地域を担っていく世代に今後のまちづくりに対しての責任を自覚して、自ら行動をする人材へとつなげる必要があるのではないでしょうか。若い世代が今以上にまちづくりやひとづくりに関心をもってもらい、住まうまちの将来のことを想い現実に向き会うことができれば、まちはさらに活気に溢れ明るい地域社会につながるのです。そのためには若者達がまちの課題を検証し、それを解決へ導く行動を起こし検証結果を発信することによって、明るい未来が形成されていくのです。ひいては、若者世代の地元離れの解消にもつながります。郷土愛を育み自らのまちの将来を考え行動することができる将来の地域のリーダーとなる人材育成をできるよう、これまでの事業を検証し、これからの地域や子供達に求められる事業を展開して参ります。

≪次代に残すふるさとの魅力発信≫

 2市2町を活動エリアとする我々の地域には豊かな自然環境から獲れる農産、海産物、歴史を積んできた芸能、伝統ある無形民俗文化財など素晴らしい魅力がたくさん溢れています。その魅力は住まう住民において関心が少なく、そして伝統をつないでいく人の減少もあり地域住民の中から薄れつつあります。我々は地域の魅力を再確認し、地域の発展や伝統をつないでいくために発信をする必要があります。一昨年から行っている地域活性化事業は2市2町に存在する魅力を発信してきました。それは、地域住民一人ひとりが故郷の想いを訪れた人々へ伝え、またこの地を訪れたい、この地に住んでいてよかったという帰属意識を高めるために開催してきました。本年も「たからいち〜地域の魅力フェスティバル〜」と称し各地域の諸団体や行政と連携し、まちづくりを進めて参ります。さらに、あぶくま青年会議所が今後も地域に必要な存在であり続けるために、まちづくりに対し挑戦する気持ちを忘れずに一丸となり地域の魅力を発信し、住まうまちの未来を見据え地域活性化につながるよう取り組んで参ります。また、2015年から継続して行ってきた荒浜海岸の清掃は地域の皆様とともに行ってきたことで、本年度より海水浴場再開の機運が高まっています。これをきっかけに、亘理町の地域資源である荒浜海岸の魅力を再認識し、郷土愛を深めていただくことで、また来たくなるまち、ずっと住みたくなるまち、最高なまち亘理となるよう地域資源にも目を向け魅力ある発信も努めて参ります。

≪次代へつなげる会員拡大・育成≫

 全国の青年会議所では会員数が減少傾向にある中、あぶくま青年会議所も同じ状況下にあります。私が入会した当初は約40名の会員が在籍していました。毎年、入会、卒業の繰り返し、時には退会者が出る時もある中、近年は20名半ばの人数を保ちながら、あぶくま青年会議所は存続してきました。しかしながら、徐々にではありますが各地に目を向ければ会員は増えてきているのも事実です。この状況下の中、青年会議所の一番の課題として上げられるのが会員拡大です。では、なぜ会員拡大は必要なのでしょうか。会を存続させるため、地域に対しより大きな運動の発信を行うことができるためなどですが、会員拡大の一番の目的は色々な魅力との出会いです。多種多様な魅力との出会いで自分自身が磨かれ、成長に繋がります。それを次代へつなげていくために拡大は続いていくのです。そして、青年会議所には自分の可能性を広げてくれる4つの機会があります。個人の機会地域の機会、国際の機会、ビジネスの機会は青年会議所でしか与えられません。この機会を生かすことで自身の成長にもつながり、青年会議所に送り出してくれている会社にもよい影響を与えてくれるでしょう。さらに、青年会議所で活動を行っていく上で地域のリーダーとなるためには、人としての器を広げることが大事ですが、その器を広げさらに磨いてくれるのは、共に同じ目的をもって真剣に青年会議所の運動を取り組む仲間が必要だと私は信じています。また、会員拡大で欠かせていけないのは仲間を入れるだけの勧誘で終わってはいけません。なぜなら、退会者の在席期間を考えてみると入会2〜3年目に多く見られます。私も入会を勧めて入っていただいた会員はいましたが、3年目で退会という流れになってしまいました。振り返ると入れただけで、その後のサポートをしていかなかったのが理由ではと考えました。このようなことが無いようにメンバー全員で新入会員へのケアを理解し行動していくことで、あぶくま青年会議所は一枚岩となり強固な絆ができます。そして、新入会員の育成、既存会員の資質を向上させることも必要です。それは、これまでのあぶくま青年会議所には経験豊富な会員が在籍していましたが、現在は入会してから3年未満の会員が多く締めているのが現状です。言わば青年会議所のことをしっかりと理解しきれていないということも考えられます。そして、各地でも同じ状況を抱えている所が多くあります。この状況が続いていくと、あぶくま青年会議所がこれまでつないできた歴史や伝統、青年会議所としての本質が薄れていく可能性が懸念されます。そのような状況に進まないように、仲間とともに様々な活動や修練を通し経験を積み組織の強化へつなげましょう。

≪次代をつなぐ総務広報≫ 

 これまでのあぶくま青年会議所は先輩諸兄が明るく豊かな住みよい地域社会建設に懸けた情熱と住民とともに行動をしていこうという熱い想いで歴史が続いています。この歴史の中には数多くの運動が存在し、地域住民へ発信し続けています。それにより、あぶくま青年会議所という団体が確立されてきました。青年会議所は名前の通り会議を重ねる団体です。その中には青年会議所特有のセレモニーや決められた規則があり、それに則り組織の運営が行われています。決められたルールを守るのは当たり前のことですが、当たり前のことができなければ組織の存続に関わります。まずは、各事業がどのような経緯で計画、開催にまで至ったかという正確な記録を作成し、次につながる資料として残します。そして、セレモニーの意義や重要性を理解していただき、そして厳格あるセレモニーを行うことでJAYCEEとして緊張感をもち規律ある組織の一員であることを自覚していただけるよう組織の強化を図り進めていきます。また、あぶくま青年会議所という名前は、段々と地域住民に浸透されてきていますが、まだまだ認知されていないのも現状です。そして、青年会議所という団体自体が何を行っているのかさえ理解されてないと考えます。どんな運動を行ってきても周知されなければ自己満足で終わり何の意味もありませんし、ただ行ったことを発信するだけでも伝わりません。目的、意図、対象者を明確にし正確に伝わる情報の発信をすることで受け手側は興味を引き理解が深まり、そして共感が生まれさらには事業の参加、協力にもつながります。また、事業などの発信以外にも目を向けて発信をしないといけません。事業に向けての諸会議や各委員会活動など、メンバーの取り組む姿勢も見ていただくことで、さらなる理解が深まり共感へとつながるのです。そのことにより、あぶくま青年会議所のブランド力が向上出来るように地域へ共感を得る発信を行って参ります。そして、発信をするということは我々自身が発信されるということも忘れてはいけません。品格あるJAYCEEとして常に注目をされているのです。正確な情報の発信をしていても行動が伴っていなければ、マイナスイメージにつながる可能性もあります。また、いかに素晴らしい事業や懸命な活動を行ってきても、支えてくれている方への理解や協力がなければいけません。我々が青年会議所活動を真剣に取り組めるのは一番身近な存在である家庭、そして会社からの後押しがあってのものです。それに対し、我々は感謝をすることはもちろんであり、伝えなければいけません。さらには、メンバー同士だけが友情を育むのではなくメンバー家族間の友情も育みましょう。そうすることで一層青年会議所に対し理解が得られ、今後の活動に良い影響を与えてくれるでしょう。そして、これまで青年会議所の活動を陰で支えてくれている方への感謝も忘れてはいけません。現役メンバーは活動、運動を通し40歳を迎え青年会議所を旅立っていくことで新たな歴史が刻まれるのです。そのメンバー達が、これまでの活動に誇りをもって次のステージでも活躍していただけるよう功績を称えましょう。

≪終わりに≫

 2019年は一つの時代が幕を閉じます。平成は子供を巻き込む悲惨な事件や自然災害など色々な出来事がありましたが暗いニュースばかりではありません。明るい希望に満ちた新しい時代が訪れます。そして、あぶくま青年会議所も生まれ変わる時が近づいています。いつの時代も中心となり支えてきたメンバーが数多く卒業する時があります。それが今なのです。入会年数の若いメンバーが大半を占める状況で、青年会議所運動に取り組んでいかないといけないのです。これを問題とせずに、これからのあぶくま青年会議所の課題であり内面の強化期間と捉えます。なぜなら、近年のメンバーを見ていると控えめな所が見受けられます。難しいことを言われれば、その通りにしたり過去の事例に捉われたりなど、失敗を恐れ同じような繰り返しを行っていないでしょうか。青年会議所は失敗をしても許される団体とは言いますが、何事にも挑戦をしないでいること自体が失敗だと私は思います。新たな一歩を踏み出さなければ何も生まれませんし、ひとやまちにおいても何も変わりません。だからこそ明るい豊かな未来を目指し進んでいきましょう。そして、活動をしていく上で困難な場面に直面する時があります。その時は必ず仲間が支えになってくれます。私もたくさんの人と出会いを繰り返して来て、たくさんの個性とともに過ごし今の自分があると確信しています。自身の成長が組織を大きくし、組織が大きくなれば地域へ与える影響は多大なものになり地域はさらに活気が溢れるでしょう。挑戦なくして成長なし。2019年はこれまで先輩諸兄がつないできた歴史、伝統を継承しつつ、メンバー全員が信念をもって何事にも挑戦できる組織へ昇華するよう導いて参ります。

1)我々一人ひとりは己を律することで自らを磨き地域のリーダーとして行動します

2)未来に繋がる思いと新たな価値の創造に挑戦する力を有する青年団体となります

(2014年策定 「あぶくまJC中期運動指針」より)

スローガン

新 進 気 鋭

〜次代を創る挑戦の時 共に進もう新時代〜

【基本方針】

  • 次代へつなぐひとづくり
  • 次代に残すふるさとの魅力発信
  • 次代へつなげる会員拡大・育成
  • 次代をつなぐ総務広報